カテゴリー「40 三浦しをん」の7件の記事

『悶絶スパイラル』三浦しをん

『悶絶スパイラル』 三浦しをん ★★★★★(満点)

悶絶スパイラル

三浦しをん待望のミラクルエッセイ最新刊!!描きおろし・爆笑「なんでもベスト5」大ボリュームで収録。

文句なしに毎回楽しみにしているのが三浦しをんさんのエッセイ。やっと図書館で借りる事が出来て嬉しいです♪

今回も楽しかった!!三浦さんをブタさんと呼ぶ弟さんとのかけあいや、いろんな人間観察、友人のあんちゃん・ぜんちゃん・死国のYちゃん等とのお話し。

私は前々から三浦さんの母親がすごくおもしろいなと思ってたんだけど、今回もやっぱり面白かった。家族4人で神宮球場に野球観戦に行かれて、前の席に同性愛者がいたりして、あたふたするんだけど、一番びっくりなのは、スタンドで歯磨きをする三浦さんのお母さん。後、三浦さんが電話で自分が見た夢の内容を伝えると、「それはご無事でようござんした」と真剣に答えてるんですよね 母親っていつの時代もなんだか面白い。

三浦さんはお風呂にあまり入らないっぽいエピソードが結構あって、それはちょっと。。と思っていたんだけど、今回びっくりしたのは、化粧をしたまま寝た朝、お肌が潤ってて、ちょうどいい と言ってるんです。び・びっくり・・・。

機械オンチな所は、共感しまくり。。デジカメの構造、私もわかりません。

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『乙女なげやり』三浦しをん

乙女なげやり

 『乙女なげやり』三浦しをん ★★★★

今年11冊目。

人生とは、愛と欲望と思い込みだ! 作家・三浦しをんの「乙女なげやりな日々」を綴る爆笑エッセイ。「なげやり人生相談」も収録。ウェブマガジン『Boiled Eggs Online』掲載「しをんのしおり」をまとめる。

これは、図書館で借りてから、家に着くなり、一番最初に読んだ本。三浦さんのエッセイが大好きです。『しをんのしおり』、『人生劇場』もすごく楽しんで読めたけど、今作も期待を裏切らない面白さでした。なんども、くすくす、ぶぶーっと笑っちゃいました。

しをんさんを「ブタさん」と呼ぶ弟、この二人の会話がすごく楽しい。しをんさんが、弟さんを可愛がっているのが、かなり伝わってきました。お祖母ちゃんから、いろいろ昔の話を聞きだそうとして、「そんなシモの話はようせん」と言われる場面とか、微笑ましかった。また、しをんさんの漫画に対するあつ~い想いも伝わってきて、本好きとしては、かなり共感でした。

私自身、どうしてもBLという物に興味がわかないのだけれども、その部分を抜きにしても、読む価値がすごくあると思う。

指に水ぶくれが出来て、痒く、皮膚科に行った所、「汗です」と言われるエピソードや、ちょっとだけ車に轢かれてしまい、なんとなく曖昧にしてしまったエピソードなど、楽しかった!!

そして今回は、表紙にも惹かれまくりました。二宮知子さんが描いてらっしゃるではないですか。

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『ロマンス小説の七日間』三浦しをん

ロマンス小説の七日間 (角川文庫) Book ロマンス小説の七日間 (角川文庫)

著者:三浦 しをん
販売元:角川書店
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 『ロマンス小説の七日間』三浦しをん ★★★★

あらすじ・・・あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、二十八歳の独身女性。ボーイフレンドの神名と半同棲中だ。中世騎士と女領主の恋物語を依頼され、歯も浮きまくる翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅する。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、思わず自分のささくれ立つ気持ちを小説の主人公たちにぶつけてしまう。原作を離れ、どんどん創作されるストーリー。現実は小説に、小説は現実に、二つの物語は互いに影響を及ぼし、やがてとんでもない展開に!注目の作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説。

バスに乗っている時、病院の待ち時間の時などに、ちょこちょこと読み進めていたお話。ようやく読み終わりました。

なんともポップな恋愛小説。著者の『風が強く吹いている』程のインパクトはないけれど、明るく軽い作風で、なかなか楽しめました。

主人公・あかりは生真面目な性格。頑固というか。柔軟性がないというか。個人的にはこうゆう真っ直ぐな恋愛気質の女性は大好きです。反対に、半同棲しているボーイフレンドの神名(かんな)は自由奔放な性格。あかりに何の相談もなく、いきなり会社を辞めてきたり、旅に出ようとしたりする。神名の行動に振り回され、翻訳という仕事がなかなか上手くいかないあかり。翻訳する内容は、ロマンス。ハーレクイン的内容。あかりは原書の通りに翻訳する事を途中で辞め、「暴走」してしまいます。その暴走っぷりがたまらなく面白かったです。主人公「アリエノール」の夫、「ウォリック」を殺してしまいます。ええーー!!とびっくりしました。

あかりの父親が、なんだか昔気質で、とても味わいのあるキャラクターでした。

あとがきが結構長くて、楽しかった(個人的に)。「恋愛小説を書いたらこうなった」みたいな事が書いてあって、しをんさんらしいなーと感じで、気持ちがホクホクしました。

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『風が強く吹いている』三浦しをん

風が強く吹いている

買ったきっかけ:
しをんさんのファンなので。しかもこの作品はブロガーさんの間で絶賛されていたので。
個人的には、運動神経ゼロの私に、スポーツ青春物って楽しめるのかなあ?という不安は少しありました。

感想:
あらすじ・・・箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。--------

すごい!面白かった!!楽しかった!!こうゆう「スポーツ系」の小説って面白いんですね。今まで箱根駅伝なんて全く興味がなかったし、マラソン自体が苦手だったのに、読みながら私まで一緒に走って練習して、駅伝に臨む感覚を味わう事ができました。いやー、しをんさんすごいです☆
508頁という、長編だけれど、一気にグイグイ読むことができました。
たった10人で箱根駅伝を目指す。。確かに非現実的ではあるけれど、そんなの関係ないって思えるくらいです。
10人のキャラクターもすごくいきいきとしていてとても共感できました。
王子・ムサ・ジョータ・ジョージ・神童・ユキ・ニコチャン・キング・走(かける)・ハイジ みんなそれぞれ走る事に悩んだり葛藤したり、喜びをみつけたり、素敵です。個人的には、ものすごいインドアな漫画収集家の王子の成長が読んでいて楽しかった。そして、こうゆう青春物には欠かせない、マドンナ役の八百勝の娘・葉菜子ちゃん。恋の行方も気になりました。みんな鈍感だったけれど。

しをんさんは、「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞されているけど、私的にはこちらの作品の方が直木賞!!という感じでした。

おすすめポイント:
これを読むと、来年の箱根駅伝は絶対見るぞ!!少し走ってみようかな なんて気持ちになっちゃいます(*^.^*)。

風が強く吹いている

著者:三浦 しをん

風が強く吹いている

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『妄想炸裂』三浦しをん

妄想炸裂 Book 妄想炸裂

著者:三浦 しをん
販売元:新書館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『妄想炸裂』三浦しをん 新書館 ★★★★

話題の爆笑エッセイが、文庫になって帰って来た!!東に西におもしろいマンガを小説を探し続け、心からホモ漫(ホモ漫画)を愛する。ある時は愛するバンドを追っかけ、またある時は、盆栽と戯れる。日常の中、炸裂し暴走する妄想は、留まることを知らない!!さすらうマンガハンター・三浦しをんが、書を求めて、今日も街をさまよう。---------------------

今回もばっちり笑わせてもらいました。妄想が炸裂しているんですよ。タイトルからして素晴らしい♪表紙は羽海野チカさんというかなり乙女チックな可愛らしい絵ですが。

しをんさんがまだ古本屋さんでアルバイトをしていた時のエッセイです。

無理矢理回文を作ってみたり、自分を「オバサン」呼ばわりした小学生を妄想の中でやっつけたり、検査をしに行った病院の先生がかっこいいと浮かれたり、三味線に興味を持ってお稽古まではじめて、最後にはマイ三味線を持ってコスプレしたり、盆栽をこよなく愛したり、古いおやじのファンだったり、まんだらけに行ってテンションあがったり、紅茶屋さんに入ってきた男性2人をみてあらぬ妄想にひったったり。。

ここまで堂々と「オタクです!!楽しいです!!」と宣言していれば、なんだか心地よささえでてくるのが不思議。

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『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒 Book まほろ駅前多田便利軒

著者:三浦 しをん
販売元:文藝春秋
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『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん ★★★★

東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。-------------データベースより。

まず、この本の装丁が好き。りんごに煙草 良いですね。煙草の銘柄は”ラッキーストライク”多田が吸っている銘柄です。

まるでラーメン屋みたいな名前だけど、『多田便利軒』とは、便利屋さん。信頼と誠実をモットーにしています。

しょっぱなから、漫画の挿絵と「曽根田のばあちゃん、予言する」という始まりだったので、とても読みやすく、サラサラと読むことができました♪

便利屋として働く多田は、ある女性からチワワを預かり、別の依頼主からバスの運行状況を調べるように、との依頼があります。そんな時、チワワが迷子になり探しているとバス停にチワワを抱っこした「行天(ぎょうてん)」と偶然会います。

それから多田の所に転がり込む形となった行天との生活が一年に渡って描かれてます。

行天のキャラクターがとても愉快でした。女性とも男性とも愛し合うことが出来ず、誰かが面倒をみてあげないとご飯も食べないですごしてしまう。ヘビースモーカー。そしてすっごく喧嘩が強いんです。おせっかいな多田と、すごくお似合いのコンビです。

便利屋さんのお仕事の内容がバラエティに富んでいて面白かった。庭の雑草取りから、見知らぬおばあちゃんのお見舞い、男の子の塾の送り係、別れさせ屋 等など。。

行天の小指には、怪我をした跡があります。その事件について多田は心を悩ませます。ちょっとした悪意・不注意。。怖いです。

最後らへんは、多田が以前結婚をしていて、そのときに心に抱えた傷のくだりがすごく悲しくて切なくなりました。しかし、これは再生へと続く物語だったので救われました。

・・・この作品は「直木賞」をとりましたよね?えっと、確かに面白いけど、賞をとるほどとは私には思えませんでした。三浦しをんさんなら『私が語りはじめたかれは』のほうがよっぽど面白かったです。

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『むかしのはなし』三浦しをん

むかしのはなし Book むかしのはなし

著者:三浦 しをん
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『むかしのはなし』三浦しをん 幻冬舎 ★★★

人は変化する世界を言葉によって把握する。どんな状況においても、言葉を媒介に誰かと繋がっていたいと願う…。語られることによって生き延びてきた物語である「日本昔話」を語り変えた書下ろし7編を収録。-----データベースより。---------

私の大好きな三浦しをんさんです。昔話を題材にして、7つの物語が収録されています。

『ラブレス』、『ロケットの思い出』、『ディスタンス』、『入江は緑』、『たどりつくまで』、『花』、『懐かしき川べりの町の物語せよ』 というタイトルになっています。

どれも読みやすく、頭にスラスラと入ってきました。短篇とはいえ、それぞれ、少しずつリンクしていて楽しかったですね。お話は一人称で語られていて、告白というか独白形式です。

個人的にクスクス笑えて、少し切なさが残る『ロケットの思い出』が好き。これは「花咲か爺」を基にしています。ロケットとは主人公が幼い頃に川で助けた、いや、助けられた犬の名前。このロケットの特技とする 朝夕の散歩のルートを自分で決める というのが可愛い!!私も犬を飼っていて散歩に連れていくのですごく共感できました。犬にとっても、散歩は毎回嬉しい訳でもなさそうなんですよね。ものすごい急ぎ足で最短ルートで帰ろうとリードを引っ張る時もあれば、同じ所をえんえんと歩きたがったり。どんな意味があるんだろう??って不思議。

主人公が泥棒をするくだりは細部までちゃんと書いてあって、なんだかハラハラしました。『南総里見八犬伝』を無性に読んでみたくなります。しをんさんはやっぱり読んでいるんだろうなあ。ここに出てくる知人の犬山という男性は最初は なんて器が小さいんだ!!と呆れたけれど、警察に捕まってでも、彼女に忘れられたくないんだなって切なくなりました。

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