『桐畑家の縁談』中島京子
『桐畑家の縁談』中島京子 ★★★★☆
「結婚することにした」 妹・佳子の告白により、にわかに落ち着きをなくす姉・露子(独身)。寡黙な父、饒舌な母、そして素っ頓狂な大伯父をも巻き込んだ桐畑姉妹の悩ましくもうるわしき20代の日々。「さようなら、コタツ」の著者がもどかしいほどの姉妹の人生を、ユーモラスな視点で綴った作品。
ずっと気になっていた本。タイトルが気になります(笑)。「縁談」とか「結婚」に関するどんなお話なのかしら と。図書館で偶然見つけて嬉しかったです。
文章のテンポが心地よい。しかも、淡々とした筆致で書かれているのに、「ブッ!!」と吹き出しちゃう場面が沢山ありました。中島京子さん、良いですね。
いつも彼氏がいる露子・姉と、いじめられっ子で、日本人男性に興味がない佳子・妹が出てくるんですが、姉の露子の目線から見る佳子の描写がすごく面白かった。私にも姉がいて、二人姉妹なんだけど、同じ親から産まれてきてるのに、ものすっごく性格や価値観や男性遍歴って違います。私も、姉の行動にびっくりする事があるので、姉も私のする事に内心びっくりしたりしていたのかな?って思います。
小さい時からずっといじめられていて、日本の男性に興味がない佳子に、わりと共感しました。いじめ=無視 だから、自然と無口になりますよね。国際結婚って憧れちゃうな。文化の違いとか大変そうだけど、だからこそ、喧嘩とかしなさそう。
佳子の父親が、国際結婚についての不安点を箇条書きにしてメモで渡す所とか、結婚相手のウー・ミンゾンのモノマネをする佳子の所で、かなり爆笑しました。
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