『冷たい校舎の時は止まる』上中下 辻村深月
『冷たい校舎の時は止まる』辻村深月 ★★★★☆
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。
長かった~。ちょこちょこ休憩しながら、時間をかけて読みました。長いといっても、個人個人のエピソードがしっかり作りこんであって、飽きることはありませんでした。
学生時代(大学を除く)って、頭の中は、ほぼ学校の事で占められていたような気がします。楽しい事も、不安な事も、気になる異性の事も。このお話しのホストが、舞台を校舎にしたのも、納得かな。
思春期の頃って、神秘的だと思うんですよね。情緒が不安定なあまり、ポルターガイストみたいな超自然現象を起こしてしまうパワーがあると思います。このお話しも、ミステリィはミステリィなんだけれど、心理学的な部分に魅力を感じました。
読みながら、「あれ~??なんかモヤモヤする」と思っていたら、最後の最後に石で頭を殴られたような衝撃を受けました。ちなみにラスト近くの読者への挑戦状は、正解でした♪
進学校特有の雰囲気がよく描けているなあと感心。しかし、登場人物がみな落ち着いて冷静で、大人っぽかった!!
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